第32回コンピュタは青チップ
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 過去に何度かモバイルコンピューティングにトライしたがその都度、必要性と得られるメリットと肩に食い込むPCの重さを天秤にかけ早々に撤退することとなった。
 仕事柄出張が多く出張中notes mailが見られないというのは仕事に支障を来すことが多い。また最近外部の方からもeメールを頻繁にちょうだいする。帰ってから見て返事では時機を逸することもある。ということでまたまたモバイルに挑戦することとなった。
 モバイル成功の秘訣はとにかく軽いものを選ばなくてはいけないということは分かっている。一番軽いのはiモード、次はパームトップ、CE機、B5ノートとなる。今回は用途を出張中にメールが読め返事ができる、インターネットが利用できることに絞ることにした。
 問題はnotesを利用するためにはwindowsが必要でB5ノートが必要となる。1番軽いvaioで1.2sある、迷う。notesをあきらめると選択肢はぐっと広がる。今回はあきらめることにした。急ぎの社内メールはI−netで出せばよい。iモード、パームは文字数に制限があったり、返事を出すのに入力しづらい、excel添付ファイルが見られた方がよい、などの理由でCE機に決めた。約800g+電源(8時間持つのでいらないかも)。
 次に通信だが、モデムカードで出先の電話機につなぐのが一番いいようだが案外これが障害となる。毎回設定を変えなければいけない。結構つながらない。面倒になってやらなくなる大きな要因だ。今回はDDIポケットのPHS一体型カードにした。速くて(64kbps)手軽。始めて二ヶ月になる。今のところ続いているので第一段階クリア。
 どうせ重いものを持っているならもっと活用しなければ損だと思いいろいろ考えてみた。出先で必要となる様々な資料、データを自分用のホームページにすればよい。得意先でのプレゼンやデモにも使える。自分用のDBを登録しておけばいつでもどこでも必要なものが必要なときに取り出せることになる。
 最近講演の機会があった。powerpointで発表するとかっこいい。windowsが必要だ。結局vaioも買ってしまった。ただ今INTERTOPと併用中。
 最近弊社の顧客にもインターネットをビジネスに積極的に活用するところが増えてきた。R社は営業マン全員にB5ノートを持たせて出先でプレゼン、見積もり作成、メール、DBの参照などフル活用している。C社はiモードを使ってメールのやりとりや在庫の照会を行っている。
インターネットの使い方が単にメールのやりとりや自社のHPを作ることからいろいろな使い方に広がりがでてきて第二段階に入った。前回申し上げたようにBtoBが本命です。

<佐藤 文弘>



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