2008年09月20日
SATOのニューヨーク日記(4)
6月28日
NYも三日目となる。時差ボケもだんだん良くなってきた。
朝一番Yujiさんは何かの雑誌で見たが
Zabersのカフェで朝食をとるのがおしゃれなんだよといいだした。
20年以上前に池本正義さんにアメリカの最新の流通事情を教えていただいたとき以来となる。
行ってみると以前と全く変わらないたたずまいで店はある。
Yujiさんはいきなり何か甘いものとオレンジジュースを買ってくる。
あまいの苦手な私はあわててベーグルとクリーム・チーズ、コーヒーを買った。
結構おいしい。カフェは狭いがいい具合に回転していてはやっていた。
店はおしゃれでも何でもない無愛想なつくりで、雰囲気はスタバ以下。
Zabersは2階が調理器具の専門店になっている(1階は高級食材店、行ったら最高に楽しい。
ソーホーのディーン&デルッカの方がきれいだがこちらの方がはるかに実質的な印象)。
ケーキ屋さんの社長のYujiさんは料理研究家でもある(もちろんアメリカ料理)。
長時間の探索後、普段日本でお目にかからないような調理器具を山ほど買い込んだ。
Yujiさんの鞄が壊れて、NYで一番大きいデパート、Macysへ行く。
高級さではブルーミングデールに劣るが楽しいのはこちら。
TUMIのバッグがセールで30%引き。
ここではリーバイスのジーンズを買った。505レギュラーフィット。$50。
安いのも安いが,日本で買おうと思うとやたら股上が浅くて
まったくはきづらいものしかない(今の若者向け)ので困っていたが、
ここのは昔風でちゃんとした股上のものだったのがうれしい。
お昼はMacysの地下、The sellerのレストランでハンバーガーを食べる。
大きいので2人で一つ。
昔はThe sellerはデパートの大革命ともてはやされたが
今となっては平凡な台所用品売場になってしまった。
午後はチェルシー・マーケットという食品系のショッピングセンターを見に行った。
ありとあらゆる食品が専門店形式で売られている。(エスニックは、例えば中華や日本食、ない)
日本にはこういうショッピングセンターはない。
強いて言えばアメ横をショッピングセンターに納めたようなものか。
消費市場としてのNYの懐の深さか。
【Craft Steak】
前回は郡司さんにかの有名なピーター・ルガーに連れていってもらってステーキを堪能した。
アメリカの肉はおいしい。今回も私はおいしい肉が食べたいとYujiさんに頼んだ。
が、Yujiさんはピーター・ルガーはまったく評価していないという。
鈴木さん推薦のクラフト・ステーキになった。
さてメインのステーキだが、この店の特徴は牛肉を産地と育て方
(餌の違い、穀物か牧草か)で選んでいろいろ楽しめることだ。
お勧めはグラスフェドの(産地は忘れてしまったが)大きな固まり。骨髄が付いてきた。
脂が全くなく真にあっさりした味でいくらでも食べられる感じ。
おいしいはおいしいのだが、強いて言うと肉の旨みがもうひとつ閉じこめられていないようだ。
私的にはピーター・ルガーの方が肉を食べている感じがしたのだが・・・。
クラフトという人気フレンチのオーナーがグラマシー・タバーンのシェフを引き抜いて作った店とのことだが、
土曜日に行ったが超繁盛とはなっていなかった。
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- at 08:00
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